- 2024.03.22
名古屋工業大学 学生フォーミュラ 24年度計画
この記事の目次
チームについて
私たち名古屋工業大学フォーミュラプロジェクトは、2003年の第1回学生フォーミュラ日本大会から毎年出場し続けている創立22年目のチームです。人数は25名のチームとなっており、学年もB1~M1まで、学科も機械分野から経営システム分野まで様々な学生が参加しています。
私たちのチームの開発思想は、創立当初から22年間変わらず「K(軽量)・T(低重心)・T(低慣性)」です。第1回大会から20年間、ICV車両で大会に出場し、昨年度の21回大会からEV部門に転向し、転向初年度でのEV部門2位を達成しました。
24年度のプロジェクトについて
チームコンセプト『技術力×マネジメントの最大化』
学生フォーミュラは車両開発を題材にしたマネジメント能力を競う大会であり、大会での成績はチームの総合力とマネジメント能力の積で決まると考えています。参加するメンバーの一人一人が担当パーツ開発やマネジメント能力を主としたエンジニア能力を向上させることを目指します。
「限られた時間の中で自分の最大限のパフォーマンスを発揮する」ことは、私たちが今後目指す研究者や技術者でも必要であると思います。このコンセプトの達成により得られる経験によって、私たちは「社会に役立つエンジニア」にもなれると思います。
チーム目標『総合順位1桁奪取』
私たちの長期目標の先にはEVでの総合優勝の達成があります。それに向けて毎年段階を踏んで車両開発を続けています。そこで本年度私たちは総合順位1桁を目指します。
昨年度は好タイムよりも、とにかく車検を通ること、とにかく大会で走ることを優先していました。この昨年度の取り組みを通して得られたEVで完走するためのノウハウと、ICV時代に培った速く走るためのノウハウを組み合わせることで、私たちの作るEVは目標に対して十分な力を発揮できると考えています。
さらに本年度は確実に目標を達成するために静的審査にも力を入れていきます。走らせることで精一杯になっていた昨年度とは違う、総合力で戦えるチームであることも併せて証明していきます。
全体の設計指針について
私たちのチームの創立時から変わらない設計指針である「K(軽量)、T(低重心)、T(低慣性)」に則った設計を徹底します。これにより私たちのチームの強みである高い旋回性能にさらなる磨きをかけていきます。
パワートレインセクションについて
パワートレインでは目標を達成するために次の二つのことを柱に設計を行っています。
『軽量化の徹底』
昨年度車両の高電圧バッテリとケースは合わせて100kgもありました。車両重量の30%を占めており、圧倒的な最重量パーツとなっています。また、この重量は他大学を見ても圧倒的に大きな重量です。他班のメンバーも巻き込んで多角的な視点から設計の改善を行っています。
それ以外のパーツにおいても「塵も積もれば山となる」ということをモットーに、ドライブトレインから配線に至るまで軽量化を行っていきます。
『トラクティブシステムを使い切る』
昨年度は何とか形にするところまでしか開発することができず、制御面や運用面でもわからないことだらけでした。そのため、私たちのチームは現状のモータや高電圧バッテリの真価を発揮できていません。これらのパワートレインの限界性能を引き出すことができれば十分にチーム目標である「一桁順位」を達成できると思います。
そこで本年度はより丁寧な設計、制御、データ収集を通してEVの強みを生かした設計をしていきます。
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