- 2024.02.27
静岡大_学生フォーミュラ 23年度の振り返り
プレッシャーを感じた1年間
23年度は弊チームにとってEV2年目の年でした。
EV1年目ではフォローアップ走行という形で走行が実現したため、引き継がれる者としてのプレッシャーは大きかったです。
23年度は確実に走行させることとタイム、順位を狙いに行くことに着目しました。
タイムを刻むことで次年度以降の指標としたかったためです。
また、静的審査においてはこれまで中位層に沈んでいたため、これから上位を目指していく上で底上げが必要であると考えました。
以上を踏まえて大会目標は「オートクロス58s以内・静的審査1桁順位の獲得」としました。
23年度マシンの特徴
マシンの特徴ですがフルエアロデバイス、シャフトドライブです。
初めての試みとしてフルエアロデバイスの搭載を行いました。
シャフトドライブはEV、ICV時代問わず採用してきた弊チームのアイデンティティです。
Fig1. 大会での走行
大会を迎えるまでの道のり
大会までの活動においては、新規搭載パーツが多かったため、設計期にパーツからマシン1台のパッケージングとしての落とし込みに時間を要しました。
また、製作で佳境を迎えている最中、フレームがレギュレーションを満たしていないという問題に直面し、その修正にも時間を要しました。
本来であれば、シェイクダウンを早期に終えて走行テストを繰り返し行ない、マシンの改善に時間を費やす予定でした。
そのため今後の課題は、設計、製作を予定している期日までに完了させ、走行機会を増やすことです。
受け継がれていく技術
設計・製作する上で肝となってくるのは引き継ぎのスムーズさです。
学生フォーミュラの特性上、同じ人間がマシンに携わることは不可能なので、年々、下級生へと引き継ぎを行なう必要があります。
そのため、23年度は引継ぎに着目し、設計、製作を行なってきました。
その一例として上級生と下級生がタッグを組み、同じパーツをともに設計、製作するように活動しました。
大会が終わり下級生にこの活動の感想を聞いてみました。
「実際に手を動かすことができたのでパーツへの理解度が高まった」とポジティブな感想が出てきました。
また、上級生にとっても良い影響があり、互いに高めあうことでモチベーションアップにつながったと感じています。
Fig2. タッグでの活動
以上のように、23年度の大会結果は悔しいものでしたが、チーム力は年々向上していると個人的に感じております。来年もAichi sky Expoでの「走り」に乞うご期待ください!
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