- 2024.02.25
学生フォーミュラとは(三重大学 Tracers)
皆さんこんにちは! 三重大学「Tracers」です。
突然ですが、「学生フォーミュラ」って学生が車を作り、大会で走行タイムを競い合うだけの活動だけだと思っていませんか?実はもっと奥が深いのです!
マシン製作におけるレギュレーションは、オープンコクピット、オープンホイール、いわゆるフォーミュラカースタイル(F1やスーパーフォーミュラと同じ)です。
エンジンの排気量制限や、安全性に関わる設計に関しては厳しい要求をされていますが、大会規定に沿う範囲であれば、自由に設計する事ができ、各チームで細部至る所にマシンの創意工夫が見られます。
また、大会で審査される点が大きく二つに分けられています。
車両の性能を競う動的審査では、マシンの加速性能を競う「アクセラレーション」、8の字コースによるマシンのコーナリングを評価する「スキッドパッド」、直線、カーブ、スラローム、シケインがあるコースにてマシンの総合性能を競う「オートクロス」、マシンの耐久性や信頼性を競う「エンデュランス」があります。
マシンの走行性能以外を問われる静的審査は、主に製作したマシンを販売する事を仮想し行われます。車両の安全、設計要件と大会規定の適合かを審査する「車検」、マシン製作にあたってどれくらいのコストが掛かったのかを問われる「コスト」、審査のコンセプトに従い、製造会社の役員に設計上の優れている点を説明する「プレゼンテーション」、如何に他チームと違う優れたマシンを製作したかを説明する「デザイン」があります。
このように大会で結果を残すには、マシンの運動性能だけでなく、製作コスト、デザインなど、エンジニアには欠かせない能力を中心としたモノづくりの総合力が求められます。他にも、マシンを製作するためには技術支援や資金援助、部品提供が欠かせません。そのため、全国の様々な企業様とアポイントメントを取り、チームスポンサーとして、自分たちの活動に賛同していただけるよう、学生がゼロから企画書を制作し、プレゼンを行います。
学年フォーミュラで身に付くものとして、設計、製作のノウハウはもちろん、プロのレーシングチームさながらの組織としての役割分担、資金を総括する会計など、エンジニアとしての根幹にある意識を持つことができます。
このような経験を学生時代に積めることは大きな価値があると思います。
出典 過去の大会結果|学生フォーミュラ (jsae.or.jp)
ここからは、私たちのチームの話になりますが、現在、私たちのチーム「Tracers」は、2022年に再結成し、2024年大会の出場に向けて準備をしております!チームメンバーは1、2年で構成されているのに加えて、全ての事が初めてであるため、資金面や製作面で苦労しておりますが、少しずつ前進していると感じており、ワクワクする日々です。
高校生の皆さん、学生フォーミュラでしか培えない経験をしてみませんか?
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