Dcara大学生カーライフマガジン

はじめに

　今大会までの20シーズンでは、昨年度車検不通過となり、転向以降初めてEV王座を失った悔しさをバネに、チーム目標を『総合優勝 ~EV強豪チームの再建~』として活動を続けてまいりました。

　皆様のご協力により、弊チームは昨年度より早く車両を完成させることができ、走行テストを実施することもできました。

大会結果

　今回の学生フォーミュラ日本大会は、コロナ禍後初めて海外チームが参加し、またEVに転向するチームも多く現れ、バイクのエンジンを使用したICVクラスに54チーム、EVクラスに23チームと計77チームが参加しました。

弊チームの結果は、

　デザイン審査　　　　　　　1位

　プレゼンテーション審査　　1位

　コスト審査　　　　　　　 27位

　アクセラレーション　　　　1位

　スキッドパッド　　　　　　4位

　オートクロス　　　　　　 10位

　エンデュランス・効率　リタイア

　総合　　　　　　　　　　15位

　EVクラス　　　　　　  　優勝

という結果になりました。

　審査ごとの結果では、75mの直線勝負を行うアクセラレーションでは、日本記録を0.346秒と大幅に更新する3.649秒という驚異的な成績で1位を獲得することができました。

　車両の設計の妥当性やその設計に至る思考プロセスなどを評価するデザイン審査では弊チーム初の1位、製作した車両をどのように販売するかを考え、それを製造業者に説明するというテーマで行われるプレゼンテーション審査で6年ぶり3度目の1位、EVが特に苦手とするコスト審査でも及第点の出来でありました。

ですが、スキッドパッドやオートクロスでは車両のトラブルによって思うようなタイムが残せずエンデュランス・効率ではトラブルによってリタイアを余儀なくされました。

おわりに

　車両を完成させ、大会で大きな爪痕を残すことができたのはひとえに皆様のご尽力のおかげと厚く御礼申し上げます。

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