2023.12.06

パワートレイン班の各パートを簡単に紹介します。(岐阜大学)

1.1エンジン

 エンジン班は、エンジンの整備や性能向上のための調整をしています。エンジンは複雑な構造のため整備に多くの知識や経験が必要ですが、先輩や班員と協力をして作業を行っています。エンジンベンチ試験後や大会後には、エンジンのオーバーホールを行います。

 

1.2ドライブトレイン

 ドライブトレイン班は、主にデフキャリアやファイナルギヤの設計・製作・整備を行っています。ギア比の検討や歯車の設計など、車両の乗り味に大きく作用する重要なパートです。駆動の負荷が大きくかかるため、毎回の走行後の整備をしっかり行っています。

 

1.3吸排気

 吸排気班は、エンジンに空気を送り込むシステムや、エンジン内で燃焼された空気を排出するシステムの設計・製作をしています。構造や形状を変化させることで、エンジン特性に大きな影響を与えるので、奥が深いです。また、製作では溶接技術が必要となる場面が多いので、溶接技術向上のための練習も必要となります。

 

1.4冷却

 冷却班は、エンジンを冷やすためのラジエーターや水路の設計・製作・改良をしています。ドライバーが、エンジンの温度を気にせず走行できるような冷却効率を目標に設計をしています。また、冷却水を入れる際には配管内にエアが残らないように、工夫して冷却水を入れています。

 

1.5燃料

 燃料班は、主に燃料タンクの設計・製作を行っています。燃料タンクは、エンデュランスを完走できるタンク容量かつ他パートとの干渉を避けるように形状等を考えます。また、走行後などに燃料を抜くときは、燃料班の人が責任をもって、細心の注意を払って行います。

 

1.6電装

 電装班は、ハーネス類の取り回しなどを行います。また、他パートと系統が違うので、トラブル時に対応できる人が限られたり、エンジン始動で電装系のトラブルにより始動できないことがあったりするので、現場での対応力が求められます。

 

 パワートレイン班が1年間の活動の中で行うことの1つに、エンジンベンチ試験があります。エンジンベンチ試験では、吸排気システムに燃調を合わせることと、出力特性の計測を行います。またその結果から、最適な吸気・排気システムの選定をします。この試験によって、車両の速さが左右されると言っても過言ではないので、大事な試験になっています。

 

エンジンベンチの様子

 

排気系システム

 

吸気システムとエンジンのヘッド部分

 

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