- 2025.11.14
立命館大学学生フォーミュラ 13インチスリック 手組みしてみた。
学生フォーミュラで最も重要な要素の一つが走行距離。いっぱい走って車を理解し、セッティングを煮詰めることで動的審査でより良い結果を残すことができます。
そこで問題になってくるのがタイヤです。走行を重ねると当然タイヤはすり減っていきます。それに、本番は新品を履くわけですからセッティングをする際も新品をなるべく使いたいわけです。つまりタイヤをなるべく多く卸したい。しかしそれをしようとすると、費用は嵩む一方でチームのお財布は爆発してしまいます。
まぁタイヤを安く買えたら嬉しいですが、節約の仕方はたくさんあります。我々は頭を使いました。タイヤにかかるお金はタイヤ本体のお金だけではないということに気づいたのです。つまり
“タイヤを自分で組んでみよう”
というわけです。タイヤを組んでもらうのはタダではない。ならば自分たちで組んでしまえばその分の費用を削減できると考えたのです
さて、思い立ったが吉日。調べてみると、バールや大きいマイナスドライバーでビードをホイールにねじ込んでしまえばいいだけらしいと知り、いざ決行。と、ならないのがわがチーム。
「マグネシウムでやるの怖くね?」
と、チームで一番頭の切れる男が言いました。そう。弊チームで今使用しているホイールは10インチのマグネシウムホイールだったのです。試しにやってみよう程度の感覚でマグネシウムホイールを傷つける訳にはいかない。しかしチームで一番頭の切れる男はこう続けました。
「13インチでやろう」
弊チームは現在トレンドとなっっている10インチホイールを使用しているが3年前までは13インチのアルミホイールを使用していました。その時のタイヤホイールが部室の裏に積み上げられる形で放置されているということをこの男は覚えていたのです。というわけでめでたく13インチスリックを手組してみることになりました。
STEP.1 発掘
今回使用するのはこちら。まずは古びたOZ製13インチアルミニウムホイール。ほほう、これがローレット加工ですかペロペロ。それから放置された挙句カチカチになったhoosier13インチスリックタイヤR25B(新品)。タイヤサイズは20.5×7.0-13、引っ張りにはならないので爆発ビード上げ用のパーツクリーナーやチーターなどは必要なさそうです。よかった。(タイヤ・ホイールともに写真撮り忘れました。)
ちなみに発掘と表現したのは、部室裏の廃材置き場かこの有様だからです。

この時、タイヤの山の中では蜂さんが巣作りに励んでおり、チームで一番頭の切れる男が一発食らってしまいました。必要な犠牲でした。

STEP. 2 実戦
よくわからんけどとりあえずタイヤをホイールに押し込まなくちゃ始まらんだろうということでぐりぐりやってみます。しかし、軽く押し当てただけで分かってしまいました。これは相当な厳しさの中にあると。タイヤが堅い。サイドウォール、そしてビードがカチカチだったのです。

大きいマイナスドライバーを使ってねじ込もうとしても無駄でした。ビードはとても堅く我々の貧弱な腕ではその形を崩してくれることはありませんでした。どこか一か所が引っかかってくれれば希望は見えそうでしたが、R25Bは甘くありませんでした。
STEP. 3 諦め
ビード上がるかな。マグネシウムホイールでできるかな。そんな妄想は見事に打ち砕かれ、部室にはタイヤとホイール。それを見つめる男たちと重い空気だけが残っていました。
今回の挑戦はここまでとなります。
次は何に挑戦しようかな。
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