2024.01.22

京都工芸繊維大学 学生フォーミュラ参戦プロジェクト グランデルフィーノ “Grandelfino” 2024年度9月期報告

初めに

平素より京都工芸繊維大学学生フォーミュラプロジェクト“Grandelfino”をご支援頂き、誠にありがとうございます。
改めまして、2024年度プロジェクトリーダーとなりました、長谷川拓登と申します。
今月より、新体制による活動報告をさせていただきます。
「史上初の4連覇」への道のりも残り半分となり大きなプレッシャーを感じていますが、
この重圧を胸にとどめ、来年度に繋げられるように精進して参ります。

2024年度幹部陣の紹介

プロジェクトリーダー 長谷川 拓登 電子システム工学課程 B2
副リーダー 杉本 淳哉 応用科学課程 B2
テクニカルリーダー 川島 斐遂 機械工学課程 B2
トラックエンジニア 藤原 輝人 電子システム工学課程 B2
シャシ班リーダー 山本 大雅 電子システム工学課程 B2
パワートレイン班リーダー 片岡 海都 電子システム工学課程 B2

最終目標と開発方針

昨年度は新型コロナウイルスにおける活動制限もほとんど無くなり、現地開催の大会に臨むことができました。
静的審査に関してはコスト審査において提出が遅れてしまい減点となってしまいました。
この反省点を来年度に活かします。また、動的審査については大会までに何度も試験走行を実施しマシンのトラブルの洗い出しや、
調整を繰り返すことでマシン性能を可能な限り高めた上で、大会で走行することができました。
パーツの脱落というトラブルが合ったものの、多くの種目で高順位を記録することができ、
総合優勝に輝くことができました。
代替わりを行った9月初旬より、幹部となった2年生間で日々会議を行い
2024年度のチーム目標やマシンコンセプトなどについて話し合いました。
その中で弊チームの長期目標である「史上初の4連覇」達成に向けた計画についても再度吟味し、
現在のチームの問題点や伸ばすべき点を分析し各種目における目標点数やタイムを引き継ぐことと決定致しました。
3連覇目を目指す今年度のマシンコンセプトにつきましては、
旋回における進入と脱出部分の車両挙動に注目し、
マシンコンセプトは「低速コーナーにおける進入と脱出」と致します。

Fig. 2023 年度マシン後方

各グループ報告

シャシ・エアロ班

2024年度シャシリーダーを務めさせていただきます、山本大雅と申します。これからよろしくお願いいたします。

9月期は主に昨年度のマシンの評価と今年度の設計方針について話し合う期間となりました。
試験走行において、昨年度使用していたタイヤと異なるコンパウンドのものを装着したタイム比較など、
コーナーの進入と脱出における応答性の向上という目標に向けて多くの実測を行いました。
ここから得られたデータを、来年度のマシンの基礎設計を決めていく際に十分に活用していきます。

また、来年度搭載する予定のモノコックフレームの製作と、それに伴う設計変更の必要な個所を洗い出しました。
1から新しく設計しなければならないパーツが多数ありますが、シャシ班全体で一丸となり取り組んで参ります。
10月期はマシンの基礎設計を決定し、個々のパーツの設計を行う予定となっています。
OB・上級生に意見をもらいながら、1・2年生が主体となって昨年度よりも良いマシンが製作できるよう、
精一杯励んで参ります。

9月期のエアロ班では、マシンコンセプトからエアロの方針を決めるにあたって、
昨年度のマシンを用いたCFD解析などを通して、課題点や今年度マシンでの開発項目などを検討致しました。

また、1年生に関しては実際にCADを製作し、CFD解析の方法を教え、解析することによりこれからの設計期へ向けて準備致しました。
10月期は、OBや上級生からアドバイスをいただきながら、設計方針、開発事項を検討し、順次設計を進めて参ります。

パワートレイン班

2024年度パワートレイン班リーダーを務めさせていただきます、片岡海都と申します。これからよろしくお願いいたします。

9月期は主に昨年度の車両の評価と今年度の設計方針についてチーム内で話し合う期間となりました。
試験走行においてラジエーター面積による冷却性能の比較を行い、最適化・軽量化に向けて実測を実施致しました。
また、来年度搭載する予定のモノコックフレームの製作に伴う設計変更の必要な個所を明らかに致しました。
特に、排気に大きな制限がかかることが判明致しました。
目標となる出力特性を満たすために各パーツの設計を大きく見直すことになりますが、
パワートレイン班全体で共通の目標を持ち、取り組んで参ります。

また、大会でトラブルが生じたオイルクーラー周辺のオイルラインに関して構造的な課題があることが判明し、
ステー位置に関しても適切ではありませんでした。
ラインの再設計と機種の見直しを行い、前年度までの傾き試験に満足せず、より精度の高い試験を行っていく予定です。

10月期は試験走行を行っていた影響で実施できなかった重量測定を行い、各パーツの重量の確認を行う予定です。
冷却に関して、さらに精度を高めるための試験を試験走行で実施し、流量の推定を車上試験で行う予定です。
また、油圧問題に関して、オイルパン以外の原因の同定のため、車上、台上試験を行う予定です。

そして各パーツにおいては引継ぎを行い、パワトレとしての要求事項と開発事項の検討と設計を順次進めて参ります。

今後の日程

2024年度副リーダーを務めさせていただきます。杉本淳哉と申します。これからよろしくお願い致します。
私からは10月期の予定についてお知らせいたします。

10月期はマシンコンセプト決定や各パーツの設計方針を確定する時期となっております。
マシンコンセプトを満たすような設計方針を各パーツ担当者が考え、パーツプレゼンを行い
上級生やOBの方々からフィードバックを頂き、設計方針を固め、決定します。
10月中旬にはモノコックフレームが完成し、下旬に試験走行を行います。
また、1、2年生に設計に必要となる知識を蓄えるために様々な講習会を上級生にしてもらい、来月に控えるCAD設計に備えます。

線1左

過去大会ランキング

線1右

学生F
自動車部
エコラン

    2023 Ene-1 SUZUKA Challenge
    ソーラーカーレース鈴鹿2023

  • 1
    木本工作所
  • 2
    東郷アヒルエコパレーシング
  • 3
    長野県飯田OIDE長姫高校原動機部A
  • 4
    長野県飯田OIDE長姫高校原動機部B
  • 5
    nn-techエコランチーム

    2023年度 全日本学生
    ジムカーナ選手権大会結果

  • 1
    早稲田大学
  • 2
    慶應義塾大学
  • 3
    日本大学
  • 4
    関西学院大学
  • 5
    千葉工業大学
  • 6
    立教大学

    学生フォーミュラ 日本大会
    2023 開催結果

  • 1
    京都工芸繊維大学
  • 2
    日本自動車大学校
  • 3
    岐阜大学

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