2023.11.28

活動紹介とEV化へ(名古屋工業大学フォーミュラプロジェクト)

【チーム紹介】

私たち名古屋工業大学フォーミュラプロジェクトは2003年の第一回学生フォーミュラ日本大会から毎年出場を続けている数少ないチームの1つです。
現在メンバーは全27名(M1 3名、B4 3名、B3 6名、B2 4名、B1 11名)で活動しています。

<2022年大会メンバー>

K(軽量)・T(低重心)・T(低慣性)」を開発思想とした弊チームマシンは、1年目から20年目までパワーウェイトレシオに優れている450CC単気筒エンジンを搭載し、軽量でコンパクトなパッケージングで高い旋回性能を目指し続けました。そして2019年の第17回学生フォーミュラ日本大会では初の総合優勝を達成し、開発方針の妥当性を証明しました。

<2019年大会優勝車両「N.I.T-17」>

 

【EV化へ】 

コロナ禍を経て私たちはご存知の通り、EV開発にシフトチェンジしました。
低回転域で高いトルクを駆動できるモータは従来マシン以上の高い加速性能の獲得が期待できます。そして私たちの持つ高い旋回性能を生み出すシャシー技術と組み合わせることでEVになっても「K・T・T」の開発思想を踏襲した更なる速いマシンを開発することができると考えています。
加えて、「未来の自動車産業を支える人材の育成」という学生フォーミュラの趣旨と私たちプロジェクトの「社会で活躍できるエンジニアとなる」という目標の元、ノウハウもないEVという新たなフィールドで新たな学びをすることでメンバー全員がエンジニアとしてより成長し、社会に必要な人材となれるのではないかと考えました。

 

【プロジェクト目標】

1年目のプロジェクト全体目標は「全種目完走」です。プロジェクトとしては3段階に大会目標を設定しています。第一目標に「車検合格」、第二目標に「全種目完走」、最終目標に「目標タイムの達成」です。今後のEV開発速度を高めるためにも、1年でも早く車検に合格し、全種目完走できるマシンを開発した実績とノウハウを確立しなければなりません。そのためにも1年目での車検合格は必須であり、全種目を完走できるマシンの開発を目指します。

<2023年大会車両「N.I.T-21」>

 

【今後に向けて】

現地開催が中止になった2021年大会前に議題に上がったEV化は、ICV開発と並行しながら行ったパワーユニットの決定から初の設計・製作まで多くの困難がありました。
EV化という新たな挑戦は大変なものではありますが、とても楽しいものです。そして、EVにしたことでEVチームの方々やスポンサー様、企業の方々等新しく多くの方々と知り合い、繋がることができました。特に静岡大学様、静岡理工科大学様、名古屋大学様、愛知工業大学様をはじめとするEVチームの方々には様々な知見をご教授いただきました。この場をお借りし、御礼申し上げます。また、今回のEV化で多くのチームに助けていただいた分、私たちも今後EVクラスに移行されるチームからのご相談には誠心誠意対応する方針をチーム内で共有しています。
早く私たちも上位EVチームに仲間入りできるように大会に向けて開発を続けて参ります。

線1左

過去大会ランキング

線1右

学生F
自動車部
エコラン

    2023 Ene-1 SUZUKA Challenge
    ソーラーカーレース鈴鹿2023

  • 1
    木本工作所
  • 2
    東郷アヒルエコパレーシング
  • 3
    長野県飯田OIDE長姫高校原動機部A
  • 4
    長野県飯田OIDE長姫高校原動機部B
  • 5
    nn-techエコランチーム

    2023年度 全日本学生
    ジムカーナ選手権大会結果

  • 1
    早稲田大学
  • 2
    慶應義塾大学
  • 3
    日本大学
  • 4
    関西学院大学
  • 5
    千葉工業大学
  • 6
    立教大学

    学生フォーミュラ 日本大会
    2023 開催結果

  • 1
    京都工芸繊維大学
  • 2
    日本自動車大学校
  • 3
    岐阜大学

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