- 2022.11.04
Grandelfinoの活動内容(京都工芸繊維大学)
チーム紹介
Grandelfino(グランデルフィーノ)は京都工芸繊維大学の学生フォーミュラ参戦プロジェクトチームです。設計・製作はもちろんのこと、部品の調達やスポンサー活動まで自分たちの力で行っています。
フォーミュラカーを製作する過程で、ものづくりに必要となる力やチーム運営を学び、自らの能力を高めることを目標として日々活動しています。2005年のチーム創立時から「小型・軽量」というチームコンセプトをもとにマシンの構想を練って きました。そのことが功を奏し、近年はマシン性能の高さを試されるオートクロスやエンデュランス において上位の成績を獲得しました。
2011年度から2018 年度までの8年間では全動的種目完走に加えて 3 回の総合優勝、2 回の総合準優勝、計 60以上のタイトルの受賞などを獲得し、日本では初の7年連続入賞 (6 位以内)を果たし、強豪校と呼ばれるまでにチームを成長させることができました。
ちなみにチーム名の由来はイタリア語で「偉大な」を意味する「Grande」と「イルカ」を意味する「Delfino」を合わせた造語です。海外に比べて低速コーナーが多くテクニカルな日本の大会コースをイルカのようにスイスイと走り抜けるイメージでチーム創設者が名付けました。
活動内容~設計・製作・改良~
スポンサー様に支援していただいたCADソフトやCAEソフトを使用して、車両の設計を行います。 CADソフトを使うことで、製作を始める前に設計の不備を発見したり、強度計算を行ったりすることができます。
実際の製作では、大半のパーツを 京都工芸繊維大学ものづくり教育研究支援センターにて工作機械をお借りし、自分たちで製作しています。 また、学内で製作できない、一部のパーツに関してはスポンサー様に加工をお願いしております。
活動内容 ~広報活動・渉外活動~
フォーミュラカーを製作するには多くの材料や部品、設備、技術、知識が必要になります。 そのため、多くの企業や団体、そして個人の方々にGrandelfinoの活動をご理解いただき、 スポンサーとして支援していただいております。
支援していただいているスポンサー様には、月間活動報告書を送付し、 車両へのステッカー貼付やウェブサイトへの掲載、メンバー(メンバー以外の学生の招待可)向け会社説明会など、微力ながら広告活動を行っております。さらに、「東京モーターショー」などのイベントで車両を展示したり、過去には地上波のTVに取り上げられたこともあります。このような場で学生フォーミュラの活動を少しでも広げることができるよう活動しております。
また、ご支援頂いているスポンサーの企業の皆様を始め、企業との支援交渉等のやりとりも全て学生自身が行っております。著者もリーダーをしていた頃には企画書とプレゼンを用意しスポンサー交渉などを行い新たに15社以上の企業様にご支援頂きました。このような渉外活動も学生フォーミュラでしか経験できない貴重なものです。
活動内容 ~組織運営~
多くのメンバー、いろいろな立場の人々が参加するこの活動は、 チームをまとめて円滑に運営することは非常に難しいことです。 それぞれのワークグループが自由に設計・製作をしても1台の車両となったとき、 いろいろな不具合が出ることがよくあります。これらを未然に防ぐため、 意思疎通による設計の共有やスケジュールの管理、モチベーションの維持などが必要になります。 こういった、組織としての管理も重要な活動の一つです。
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