- 2022.01.17
工学院レーシングチーム(KRT)
工学院レーシングチーム(KRT)は2004年9月3日に「Formula Project Kogakuin(FPK)」として発足後、2005年大会から毎年全日本学生フォーミュラ大会に参戦。
人数が多いこともあり、企業のような体制で活動されているのが、伺われます。
そんな、工学院レーシングチームには、どのような特徴があるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
下級生からチーム運営、上級生がサポート
上級生主体のチーム運営ではなく、下級生の早い段階から設計・製作を中心に活動。
上級生が下級生で積んだ経験と反省を元にサポートする活動体制になっているようです。
他チームと比べても人員が多く、多種多様なメンバーが所属しています。
チーム構成として、チームリーダー、テクニカルディレクター、会計、広報、パワートレイン班、シャシー班、足回り班、電装班と各班に分かれて活動されています。
お互いに協調し合いながらも、目標に向かって最大限の能力を発揮する仕組みになっていることがKRTの強みにもなっているようです。
大会で優勝することを目標に
車両製作を通してものづくりについて学ぶことや、マネジメント能力等の幅広い能力を身に付けるとともに、大会において優勝できる活動をされております。
毎週ミーディングや各種の工作機械・CAD/CAEソフトを用いて、車両製作が行われています。
過去には「3Dスキャナ」を国内チームで唯一、カナダ CREAFORM 社よりレンタルスポンサーシップ契約していたこともあります。
また、最先端素材・ドライ CFRP をエアロパーツ等に使用できるなどスポンサー活動にも力を発揮されているようです。
2015年大会において「CAE 特別賞」3 位
エンジンシミュレーションソフトとシャシダイナモを組み合わせた実測や、スバル研究実験センターを使用したテスト走行により大会前に入念な改善、問題の洗い出しを行い、応力解析や CFD 解析を活用することで 2015年大会において「CAE 特別賞」3 位をオーストリア・グラーツ工科大、京都大学に次いで受賞しています。
Q&A
Q:活動目的を教えてください。
A:車両製作を通してものづくりについて学ぶことや、マネジメント能力等の幅広い能力を身に付けるとともに、大会において優勝できる速い車両を製作することです。
Q:チームの特徴を教えてください。
A:人数の多いチームであり多種多様な人がいるが、お互いに調和しあって同じ目標に向けて頑張っているところです。
Q:今後の目標を教えてください。
A:大会優勝!
Q:学生フォーミュラに興味を持っている方へメッセージをどうぞ。
A:車両を0から設計し、製作する学生フォーミュラは、自動車やバイクに興味のある方、ものづくりに興味のある方に特にオススメです!車両の製作や企業様とのやり取り等、様々な場面においてこの活動でしかできない貴重な経験ができると思います。学生フォーミュラに参加してより充実した学生生活を送りませんか!?
2015年度のレジェンド「KRT-15」
2015年度 大会参戦成績 26位/90チーム | |
動的審査
|
アクセラレーション 63.29/75 スキッドパッド 25.24/50 オートクロス 90.95/150 エンデュランス 16.00(16周目リタイア)/300 燃費 30.68/100 |
静的審査 |
コスト審査 37.48/100 デザイン審査 104.00/150 プレゼンテーション 62.11/75 |
2025年度車両 NIT-15 | |
全長 | 2930mm |
全高 | 1095.2mm |
トレッド(前/後) | 1260mm/1240mm |
ホイールベース | 1700mm |
最低地上高 | 40mm |
エンジン | PC40E(本田技研工業製・CBR600RR搭載) |
吸気方式 | 自然吸気 |
駆動方式 | チェーン駆動・機械式LSD |
ホイール径 | 13inch |
サスペンション前: |
プッシュロッド式 ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後: | プッシュロッド式 ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ(前/後) | インホイール対向4ポッド/インホイール対向2ポッド |
シフト | シーケンシャルパドルシフト |
車重 | 240kg |
この記事を描いた人
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小さいころからの車好きで、仕事もプライベートも車を愛する。
所有する車:ランサーエボリューション
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