- 2025.04.10
こんな事も出来る!学生フォーミュラ

千葉大学工学部機械工学コースの堀田です。学生フォーミュラについて、メインとなる自動車での競技以外の面から活動紹介をしてみたいと思います。学生フォーミュラが気になっている高校生などにお読み頂ければ幸いです。
1.ものづくり
学生フォーミュラでは車両の設計・製作も学生によって行います。弊チームでは3DCADを用いてモデリングを行っている他、CAEを用いた強度計算、パワートレインの設計、エアロの設計を行っています。どのパーツも闇雲に沢山作れば改善出来る訳では無く、物事の原理原則を理解し勘所を掴む事が必要となります。また各種設計に用いるデータを取得するための計測も学生自ら行う事が多いです。計測方法の策定、実験治具の設計と製作、データのまとめと解析を行います。地道な作業ではありますが思った通りの結果が出たときの喜びも一入です。実験が大好き!という人には溜まらない瞬間だと思います。
パーツの製作にはグラインダーやボール盤、TIG溶接機のような汎用工作機械の他、旋盤やフライス盤といった大がかりな工作機械も用います。綺麗なパーツを作るためには慣れが必要ですが、日々の活動の中で着実に上達していることを感じられる場面もあります。また自らの手で設計し、製作した車両に人が乗って動き出した瞬間は他の何にも形容しがたい感動があります。
2.広報活動
弊チームでは協賛して頂いている企業への返礼として、また新たなスポンサーの獲得に向けて広報活動を行っています。車両への企業ロゴ貼付、各種イベントでのスポンサーボード掲示、月次報告書の送付等が主な活動となります。また次年度企画説明や大会結果報告の為に協賛企業の元へ赴きプレゼンテーションを行う事もあります。企業の方と実際に会うことには緊張もありますが、自分たちの活動は大勢の大人達に支えられることで成り立っている事実を再認識し、気を引き締め直す機会でもあります。
また3~5月にかけては新入生獲得の為の広報活動も行います。複合的な要素を持つこの活動の面白さを新入生に伝えるためにはどうすれば良いか、興味の間口を拡げ様々な新入生にアプローチするには何が必要なのかを考え行動する楽しみがあります。
3.プロジェクトマネジメント
車は一人だけでは出来ません。大勢の人間が集まって一つの目標に向かいプロジェクトを推し進めていくためにはチームのマネジメントが必須です。大会で成果を出し切るためにマイルストーンを設置し、大まかな日程を組んだ後に、それの細分化を繰り返します。また目標に向かっての日程管理も重要です。週2回のミーティングを通して進捗や問題をチーム全体で共有し、解決、リスケジュールを図ります。リーダーを中心に全体を俯瞰し、迫り来るタスクを処理して結果を求めます
またチームの雰囲気作りも大事です。時にはカートやご飯会に行き、交流を図ってモチベーションアップを図ります。
以上のように、学生フォーミュラの活動には一般的なサークルでは経験できない様々な要素があります。少しでも魅力が伝わったでしょうか?
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