2023.11.09

京都繊維工業大学 学生フォーミュラ 歴代マシンの紹介

私たちGrandelfinoでは2005年のチーム創立時から「小型・軽量」というチームコンセプトをもとにマシンの構想を練ってきました。そのことが功を奏し、マシンの総合的な性能を試されるオートクロスやエンデュランスにおいて上位の成績を獲得しておりました。
今回は私たちの歴代マシンをご紹介します。

【歴代マシンの紹介】

・GDF-01
第5回学生フォーミュラ大会に参戦する車両GDF-02を製作する上で必要な基礎知識を習得するために作られた試作機です。

 

・GDF-02
総合順位52位
2007年度の第5回大会参戦マシンです。「小型・軽量・低慣性マス」をコンセプトとして設計されています。マシン重量190kgと新規参加校の中で最も軽量に仕上げることが出来ました。参加校の半数以上が完走出来ないエンデュランス競技を完走しました。

 

・GDF-03
総合34位、オートクロス13位
2008年度の第6回大会参戦マシンとして製作されました。GDF-02のコンセプトである小型軽量を踏襲しつつ、ドライバビリティの向上を目指したマシンとなっています。結果からも分かるように、GDF-02と比べ、格段に性能の向上に成功しています。重量も185kgとGDF-02に比べ、軽量にすることに成功しました。

 

・GDF-04
総合13位、スキッドパッド4位
2009年度の第7回大会参戦マシンです。今までのコンセプトに「正常深化・信頼性」をプラスした考えに基づいて製作しました。GDF-03と比較してもマシン重量が約20kg軽い165kgと大会参戦チームの中でも特に軽量なマシンとなっています。随所にカーボン素材が使用され軽量化に繋がっています。

 

・GDF-05
総合30位、デザイン審査15位、オートクロス12位
2010年度の第8回大会参戦マシンです。これまでのマシンの小型軽量の完成形を目指し「~Answer~」というコンセプトで製作しました。GDF-04に引き続き複合材料を有効活用しカーボン素材で軽量化に繋げ、新たに衝撃吸収性の高いアラミド繊維をドライバーコックピットの周りに配置し安全性を考慮したマシンは大会でも高い評価を頂きました。

 

・GDF-06
総合12位、プレゼンテーション審査3位
2011年度の第9回大会参戦マシンです。GDF-05の持っていたポテンシャルを活かし、マシンとしての完成度を高めるという考えの下、「洗練」というコンセプトを掲げ製作しました。小規模アップデートで収めたため4月初旬にシェイクダウンをすることができ、大会までに250kmもの走行距離を稼ぐことが出来ました。また、重量は160kgとこれまでのマシンの中で最も軽量で、総合順位12位の成績を収めることが出来ました。

 

・GDF-07
総合1位、エンデュランス1位、オートクロス1位、スキッドパッド2位、コスト審査2位
2012年度の第10回大会参戦マシンです。これまでのマシンコンセプトは抽象的であったため、「低速コーナー脱出速度の追求」という具体的な指針をコンセプトに設定しました。弊チーム最速の3月30日にシェイクダウンを迎えられたことにより、質・量ともに高い走行が可能となりました。2012年度は合計約300kmという長距離のテスト走行を行ったため、マシンの問題解決、アップデートに繋がり、大会へのマシン準備が順当に行えた結果、総合優勝を成し遂げることが出来ました。

 

・GDF-08
総合5位、エンデュランス3位、スキッドパッド4位
2013年度の第11回大会参戦マシンです。GDF-07はエースドライバーに合わせたマシンとなっていたため、その他のドライバーにとっては操縦しづらいマシンになっていました。そこで、GDF-08では全てのドライバーにとって扱いやすいマシンを目指し、「ドライバビリティの追求」というコンセプトを掲げ製作しました。大会直前の試走会までセットを煮詰めつつドライバーとマシンのすり合わせを行い、動的最速を目指しました。

 

・GDF-09
総合5位、動的種目3位、エンデュランス4位、燃費4位
2014年度の第12回大会参戦マシンです。日本大会において、オートクロス・エンデュランスのコースはコーナーが多数存在する為、「テクニカル区間最速」をコンセプトと設定し、直線よりコーナリングでの速さを追求しました。Drexler LSDの搭載やリアブレーキのアウトボード化、AVONタイヤの使用など、様々な新技術を取り入れ、マシンスペックのボトムアップを行いました。

 

・GDF-10
総合2位、スキッドパッド2位、エンデュランス5位
2015年度の第13回大会参戦マシンです。「中高速コーナーにおけるコーナリング姿勢の追求」を掲げ、マシンの接地性・回頭性の改善、軽量化を目指しました。ホイールベースの延長、サイド吸気の採用など、進歩的な設計に挑戦しました。また前年度車両GDF-09に取り付けた様々なセンサから得られたデータを元に、定量的な開発にも取り組みました。

 

・GDF-11
総合1位、スキッドパッド1位、エンデュランス2位、ベストラップ賞2位、オートクロス4位
2016年度の第14回大会参戦マシンです。2016年度は「コーナリング挙動の追求」を車両コンセプトとして、コーナーの進入・旋回・脱出と、それぞれの過渡域におけるより良い車両運動を求めて開発を行いました。フレームのレイアウト変更やアルミ一体削り出しリアバルクヘッド、エンジンのボアアップ、エアロデバイスの初搭載など、新規の開発に次々挑戦し、4年間同じレイアウトである現在の周回コースにてチーム過去最速のタイムを記録しました。

 

・GDF-12
総合1位、ベストラップ賞1位、オートクロス1位、エンデュランス2位、スキッドパッド4位
2017年度の第15回大会参戦マシンです。2017年度は「Fast Lightweight Sports」を車両コンセプトとして、GDF-11で培った高い運動性能を保ちつつマシン全体の軽量化、周回コースに効果的なエアロデバイス、過去最高出力のパワートレイン開発の3点を重点的に行いました。

 

・GDF-13
総合2位、ベストラップ賞1位、オートクロス1位、エンデュランス2位、スキッドパッド2位
2018年度の第16回大会参戦マシンです。2018年度は「確かな速さへの挑戦」を車両コンセプトとして、どのドライバーがどこで走っても高い運動性能を発揮できることを目指しました。タイヤサイズやダンパーの変更、ディフューザーの導入、パワーを維持しながらの軽量化、フレーム剛性の等配分化などにより、大会では欧州強豪校にも勝る速さを見せました。

 

・GDF-14
総合17位、オートクロス3位、コスト賞2位、スキッドパッド3位
2019年度は「軽量化」を掲げシャシ・フレーム班とパワートレイン班の合計で目標値通りの15kgの軽量化に成功しました。(2018年度比)
弊チーム初のセンターロック機構マグネシウムホイールの搭載および、エアロデバイス等の重心から離れているパーツの軽量化を積極的に行いました。また、吸気レイアウトの変更、革新的な排気パーツを搭載するなど様々な技術開発に取り組みました。

 

・GDF-15
新型コロナウイルスの影響により大会中止
2020年度は2019年度での雪辱を果たすべく、様々な改革に挑みました。数年に渡るチームのビジョンを掲げ、それを基に長期目標・中間目標、及びそれを実現するためのマイルストーンを設定しました。2020年度はその第一歩としてチーム史上初のエンジン載せ換えに挑戦しました。

 

・GDF-16
新型コロナウイルスの影響により動的審査中止。総合順位6位(静的審査のみ)
2021年度は新エンジンのドライサンプ化を含む中期開発である「3カ年計画」を掲げ開発に取り組みました。2021年度には「出力確保とベース開発」のマシンコンセプトのもと、新エンジン搭載での走行に加えドライサンプ化システムの開発を行い、更にチーム初となる自作ブレーキキャリパーの開発を行いました。

 

・GDF-17
総合1位、デザイン審査1位、コスト審査1位、プレゼン審査1位、スキッドパッド1位
アクセラレーション2位、オートクロス1位、 エンデュランス1位、ベストエアロ賞2位
ジャンプアップ賞1位、ベストエルゴノミクス賞3位
2022年度は新エンジン搭載後の中期計画である「3ヵ年計画」の2年目として「旋回性能への挑戦と更なる出力向上」というマシンコンセプトを掲げました。前年度より開発していたエンジンのドライサンプ化システムを初搭載し、低重心化を達成しました。

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    2023年度 全日本学生
    ジムカーナ選手権大会結果

  • 1
    早稲田大学
  • 2
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  • 3
    日本大学
  • 4
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  • 5
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  • 6
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    学生フォーミュラ 日本大会
    2023 開催結果

  • 1
    京都工芸繊維大学
  • 2
    日本自動車大学校
  • 3
    岐阜大学

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