2023.10.19

工学院大学 学生フォーミュラ日本大会に向けて

学生フォーミュラ日本大会は本日より 6 日間、8/28~9/2 の間(8/28日はEV車検のみ)で行われます。

2 日目 3 日目は走行資格を得るための車検が行われ、4 日目から 6 日目にかけて実際の走行競技が行われます。

 

学生フォーミュラ日本大会における審査は静的審査 325 点、動的審査 675 点の合計 1000 点の総合得点で

競い合います。審査の詳細は以下の表のとおりです。

 

 

        静的審査 (325 )

審査(配点)

内容

車検(0 点)

車両のレギュレーションの適合、ドライバーの 5 秒脱出、

ブレーキ試験(4 輪ロック)、

騒音試験(所定の条件で排気音 110dB 以下)、

チルト試験(車両 45 度傾斜で燃料漏れ無し。ドライバー乗車し

車両 60 度傾斜で転覆しない) 

コスト(100 点)

車両の価格を事前提出するコストレポートにより評価され、

大会当日には実車とコストレポートの整合性を審査される。

さらに、リアルケースシナリオとして、量産を想定した、

コストを下げる工夫についての口頭試問も実施される。

プレゼンテーション

(75 点)

競技のコンセプトに沿い、『製造会社の役員に、マシンの優れた点を

アピールする』という仮想のシチュエーションのもと、

プレゼンテーションを行う。

デザイン

(150 点)

事前に提出した設計資料と車両をもとに、どのような技術を採用し、

どのような工夫をしているか、またその採用した技術が市場性のある

妥当なものかを評価する。具体的には、車体および構成部品の

設計の適切さ、革新性、加工性、補修性、組立性などについて

口頭試問を実施。

 

     動的審査 (675 )

審査(配点)

内容

アクセラレーション

(100 点)

0-75m 加速。各チーム 2 名のドライバーがそれぞれ 2 回、

計 4 回走行可能。ベストタイムを競う。 

スキットパット(75 点)

8 の字コースによるコーナリング性能評価。各チーム 2 名の

ドライバーがそれぞれ 2 回、計 4 回走行可能。タイムを競う。

オートクロス(125 点)

直線・ターン・スラローム・シケインなどによる約 800m の

コースを 2 周走行する。各チーム 2 名のドライバーがそれぞれ

2 回、計 4 回走行可能。ベストタイムを競う。エンデュランスは、

このオートクロスの遅いチームから順に走行する。 

エンデュランス

(275 点)

直線・ターン・スラローム・シケインなどによる周回路を約 20km

走行する。走行時間によって車の全体性能と信頼性を評価する。

燃費(100 点)

エンデュランス走行時の燃料・電力消費量を評価する。

 

 

事前に行われていた静的審査ではプレゼンテーション審査が 7 位、デザイン審査が 11 位となっております。

目標の総合 3 位に向けて動的審査においても満足のいく点数を獲得できるよう尽力して参ります。

 

 

大会に向けて  

本大会に臨むにあたって,製作した車両を5月末から大会に向けて走行を重ね,車両・ドライバー共に

完成度を高めていきます。

 

ここでは,その様子の一部を紹介させていただきます。

 

 

6/25 NATS 試走

 日本自動車大学校様との合同で行われた本試走では、フロントウイングとリアウイングを付けた状態で走行を

行うことが出来ました。エアロ搭載による昨年度の問題となっていたエアロデバイスの剛性不足の改善を

確認することが出来ました。

 

 

 

7/9 FSW 試走

本大会の周回コースを一部再現したコースを使用して走行練習を行いました。降雨の影響で路面がかなり

濡れている状況でしたが、大きなトラブルなく順調に走行を重ねることが出来ました。

 

また、他大学との比較によって今年度車両の弱点を発見することが出来ました。

 

 

 

7/23 もてぎ試走

本田技研工業株式会社主催の本試走ではスラロームやスキットパッドを中心に走行しました。

前半はセッティングが合わず思うような走行ができませんでしたが、最終的には走行距離・タイムともに

ある程度満足のいく内容となりました。

 

 

 

8/7~9 エコパ合同試走

 今季初のエコパでの試走を行いました。綿密な計画のもとでスキットパッド・アクセラレーション・周回走行を

実施しました。エコパ特有の豪雨の影響でセッションが中断するなどしてスムーズな走行とはなりませんでしたが

1 周でも多く走るためにピットとダイナミックエリアとの連携を密にするなどして無駄を徹底的に省いたことで

チーム全体が滞りなく運営されていました。一方、試走終了間際に車両トラブルが発生し不安が残る終わり方と

なりました。

 

 

 

8/25 フェスティカサーキット栃木試走

大会直前の車両確認のために試走会を行いました。製作遅れによって実際に搭載できていなかったアンダーパネル

の搭載や本大会直前のドライバー練習のために試走会を行いました。走行した距離は他の試走会と比較して少ない

ものではありましたがトラブルの把握・修繕を行うことが出来ました。

 

 

 

次回以降は,今大会の実際の様子についてお伝えします。

 

 

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  • 1
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  • 2
    東郷アヒルエコパレーシング
  • 3
    長野県飯田OIDE長姫高校原動機部A
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  • 5
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    2023年度 全日本学生
    ジムカーナ選手権大会結果

  • 1
    早稲田大学
  • 2
    慶應義塾大学
  • 3
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  • 4
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  • 5
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  • 6
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    学生フォーミュラ 日本大会
    2023 開催結果

  • 1
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  • 2
    日本自動車大学校
  • 3
    岐阜大学

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