- 2023.03.18
京都工芸繊維大学の歴代車両、紹介します<後半>
はじめに
この記事ではGrandelfinoの歴代車両(後半)を紹介していこうと思います。後半は2016年〜のマシンになります。日本大会ではこの頃からフロントウィング、リアウィングの搭載が主流となってきました。
GDF-11
【総合1位、スキッドパッド1位、エンデュランス2位、ベストラップ賞2位、オートクロス4位】
2016年度の第14回大会参戦マシンです。2016年度は「コーナリング挙動の追求」を車両コンセプトとして、コーナーの進入・旋回・脱出と、それぞれの過渡域におけるより良い車両運動を求めて開発を行いました。フレームのレイアウト変更やアルミ一体削り出しリアバルクヘッド、エンジンのボアアップ、エアロデバイスの初搭載など、新規の開発に次々挑戦し、4年間同じレイアウトである現在の周回コースにてチーム過去最速のタイムを記録しました。
GDF-12
【総合1位、ベストラップ賞1位、オートクロス1位、エンデュランス2位、スキッドパッド4位】
2017年度の第15回大会参戦マシンです。2017年度は「Fast Lightweight Sports」を車両コンセプトとしてGDF-11で培った高い運動性能を保ちつつマシン全体の軽量化、周回コースに効果的なエアロデバイス、過去最高出力のパワートレイン開発の三点を重点的に行いました。しかしパーツ設計者のほとんどが一回生(現二回生)であったことを踏まえると少しずつですが技術はGDF-12を通じて継承されています。
GDF-13
【総合2位、ベストラップ賞1位、オートクロス1位、エンデュランス2位、スキッドパッド2位】
2018年度の第16回大会参戦マシンです。2018年度は「確かな速さへの挑戦」を車両コンセプトとして、どのドライバーがどこで走っても高い運動性能を発揮できることを目指しました。タイヤサイズやダンパーの変更、ディフューザーの導入、パワーを維持しながらの軽量化、フレーム剛性の等配分化などにより、大会では欧州強豪校にも勝る速さを見せました。
GDF-14
【総合17位、オートクロス3位、コスト賞2位、スキッドパッド3位】
2019年度は「軽量化」を掲げシャシ・パワトレ班合計で目標値通りの15kgの軽量化に成功しました(2018年度比)。弊チーム初のセンターロック機構とマグネシウムホイールの搭載および、エアロデバイス等の重心から離れているパーツの軽量化を積極的に行いました。また、前年までの吸気レイアウトの変更、革新的な排気パーツを搭載するなど様々な技術開発に取り組みました
GDF-15
【新型コロナウイルスの影響により大会中止】
2020 年度は 2019 年度での雪辱を果たすべく、様々な改革に挑みました。2020 年度の方針を考える前に今後のチームのビジョンを示し、そこから長期目標・中期目標を立て、その道のりにマイルストーンをおくことで、今後のチーム改革方針を簡潔に示しました。中期目標達成の為に3ヵ年計画を策定しチーム体制やマシンパッケージなど、様々な変化を起こしました。2020 年度はその第一歩としてチーム史上初のエンジン載せ換えに挑戦しました。
GDF-16
【新型コロナウイルスの影響により動的審査中止。総合順位6位(静的審査のみ)】
2021年度は新エンジンのスペックを最大限生かす項目を含む長期開発計画を掲げ開発に取り組みました。2021年度には「出力確保とベース開発」のマシンコンセプトのもと、新エンジン搭載での走行会を重ねて参りました。
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