- 2023.03.05
京都工芸繊維大学の歴代車両、紹介します<前半>
この記事の目次
はじめに
この記事ではGrandelfinoの歴代車両を紹介していこうと思います。
Grandelfinoは2005年に発足した活動です。そこから試作マシンの製作や環境の整備などを行い2007年から大会に参戦し始めました。Grandelfinoでは当年度に製作した車両の名前をチーム名から文字を取ってGDF-X(X代目)と名付けています。
写真はGDF-08に有名なTさんが乗っている写真だったり、、、
GDF-01
第5回学生フォーミュラ大会に参戦する車両GDF-02を製作する上で必要な基礎知識を習得するために作られた試作機です.
GDF-02
【総合順位52位】
2007年度の第5回大会参戦マシンです.「小型・軽量・低慣性マス」をコンセプトとして設計されています.
マシン重量190kgと新規参加校の中で最も軽量に仕上げることが出来ました.参加校の半数以上が完走出来ないエンデュランス競技を完走しました.
GDF-03
【総合34位, オートクロス13位】
2008年度の第6回大会参戦マシンとして製作されました.GDF-02のコンセプトである小型軽量を踏襲しつつ、ドライバビリティの向上を目指したマシンとなっています.
結果からも分かるように,GDF-02と比べ,格段に性能の向上に成功しています.重量も185kgとGDF-02に比べ,軽量にすることに成功しました.
GDF-04
【総合13位,スキッドパッド4位】
2009年度の第7回大会参戦マシンです.今までのコンセプトに「正常進化・信頼性」をプラスした考えに基づいて製作しました.
GDF-03と比較してもマシン重量が約20kg軽い165kgと大会参戦チームの中でも特に軽量なマシンとなっています.随所にカーボン素材が使用され軽量化に繋がっています.
GDF-05
【総合30位,デザイン審査15位,オートクロス12位】
2010年度の第8回大会参戦マシンです.これまでのマシンの小型軽量の完成形を目指し「~Answer~」というコンセプトで製作しました.
GDF-04に引き続き複合材料を有効活用しカーボン素材で軽量化に繋げ,新たに防弾性の高いアラミド繊維をドライバーコックピットの周りに配置し、安全性を考慮したマシンは大会でも高い評価を頂きました.
GDF-06
【総合12位,プレゼンテーション審査3位】
2011年度の第9回大会参戦マシンです.GDF-05の持っていたポテンシャルを活かし,マシンとしての完成度を高めるという考えの下「洗練」というコンセプトを掲げ製作しました.
小規模アップデートで収めたため4月初旬にシェイクダウンをすることができ,大会までに250kmもの走行距離を稼ぐことが出来ました.重量は160kgとこれまでのマシンの中で最も軽量で総合順位12位の成績を収めることが出来ました.
GDF-07
【総合1位,エンデュランス1位,オートクロス1位,スキッドパッド2位,コスト審査2位】
2012年度の第10回大会参戦マシンです.「低速コーナー脱出速度の追求」という具体的な指針をコンセプトに設定しました.
弊チーム最速の3月30日にシェイクダウンを迎えられたことにより,質・量ともに高い走行が可能となりました.
2012年度は合計約300kmという長距離のテスト走行を行ったため,マシンの問題解決,アップデートに繋がり,大会へのマシン準備を順当に行うことができた結果,総合優勝を成し遂げることが出来ました.
GDF-08
【総合5位,エンデュランス3位,スキッドパッド4位】
2013年度の第11回大会参戦マシンです.GDF-07はエースドライバーに合わせたマシンとなっていたため,その他のドライバーにとっては操縦しづらいマシンになっていました.
そこで,GDF-08では全てのドライバーにとって扱いやすいマシンを目指し,「ドライバビリティの追求」というコンセプトを掲げ製作しました.大会直前の走行会までセットを煮詰めつつドライバーとマシンのすり合わせを行い,動的最速を目指しました.
GDF-09
【総合5位,動的種目3位,エンデュランス4位,燃費4位】
2014年度の第12回大会参戦マシンです.日本大会において,オートクロス・エンデュランスのコースはコーナーが多数存在する為,「テクニカル区間最速」をコンセプトと設定し,直線よりコーナリングでの速さを追求しました.Drexler LSDの搭載やリアブレーキのアウトボード化,AVONタイヤの使用など,様々な新技術を取り入れ,マシンスペックのボトムアップを行いました.
GDF-10
【総合2位,スキッドパッド2位,エンデュランス5位】
2015年度の第13回大会参戦マシンです.「中高速コーナーにおけるコーナリング姿勢の追求」を掲げ,マシンの接地性・回頭性の改善,軽量化を目指しました.ホイールベースの延長,サイド吸気の採用など,進歩的な設計に挑戦しました.
また、前年度車両GDF-09に取り付けた様々なセンサーから得られたデータを元に,定量的な開発にも取り組みました.
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